エンドカンナビノイドシステムについて

人体にはなぜCBDが必要なのか?

その鍵となるのが、体内で生成されるエンド カンナビノイド と、そのエンド カンナビノイドを活性化させる エンドカンナビノイドシステム ECS になります。

endocannabinoid
日本語訳は
内因性カンナビノイドです。

人間の体内の身体調整機能であるエンドカンナビノイドシステムという名前はどうしてCBDなど大麻由来成分の総称(カンナビノイド)に名前が近いのでしょうか?

エンドは終わりを意味するend ではありません。
単語のつづりはendoで、内部の、、、といった意味合いをもつ接頭語であり、ギリシャ語が由来です。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、世界中でHEMPの栽培は盛んに行われていました。

1899年イギリスの科学者がCBN(カンナビノール)単離に初めて成功します。

この頃から、Cannabisに含まれる化合物の総称に使われるノイド(-oid)という言葉が使われるようになりました。

現在、ヘンプの成分Cannabinoid (カンナビノイド) は大きく分けて三つに分類されます。
カンナビノイドと呼ばれるものの分類

①phytocannabinoid(フィトカンナビノイド = 植物性カンナビノイド)


②endo cannabinoid(エンドカンナビノイド = 内因性カンナビノイド)


③synthetic cannabinoid(シンセティックカンナビノイド = 合成カンナビノイド)

始まりは、植物中には今世界十で注目が集まっている、HEMP(ヘンプ)及びCannabis(カンナビス)の中にのみ存在している、phytocannabinoid
(植物性カンナビノイド)の研究からでした。

これまではTHCやCBDと言ったHEMPの成分が体内にたどり着く場所がわかりませんでした。

アメリカの国立の研究機関が、カンナビスの害を見つけるために研究していた機関で、
数十年、研究が比較的自由に出来たイスラエルでも謎だったカンナビノイドの受容体が見つかります。

植物性カンナビノイド を研究していく中で、カンナビノイド がどうやって体の中で使われるのかを研究しているうち、まず、そのカンナビノイド を体が受け止める仕組みを持っていることがわかったために、人体の中にある受容体の名前がカンナビノイド受容体と名付けられ、のちに、 CB1受容体( Cannabinoid receptor type 1 )
という名になります。

内因性カンナビノイドその1

アナンダミド

その後、体にカンナビノイド受容体があるのならば、その伝達物質が体内に元々存在するはずだと考えられました。
カンナビノイド受容体は体のいたるところに存在していたので、伝達物質の発見が求められました。

しばらくして大麻成分THCに似た物質を、Raphael Mechoulam博士のチームである、

William Anthony Devane(ウィリアム・ディヴェィン アメリカの分子薬理学者研究員)
Lumír Ondřej Hanuš 現博士(ルミール・ハヌシュ 現博士)によって内因性カンナビノイドが体内に発現することがついに判明しました。

この内因性カンナビノイドの名前は学術的に、
N – アラキドノイルエタノールアミドと言います。

THCとの違いは、陶酔感や、空間時間感覚の混乱、視覚・聴覚の鋭敏化などを生じることはないと考えられていて、例えば神経が興奮しすぎたりするのを抑制する等の特徴を持つことがわかっています。

これが、*セロトニンや*ドーパミン、さらにはグルタミン酸受容体などと同程度の発現レベルで、神経伝達物質の放出調整を司っていることがわかり、サンスクリット語で至福を意味する アナンダと、アラキドノイルエタノールアミドからとって、アナンダミドと名付けられました。

*セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質の一つで、感情気分のコントロール、精神安定に深く関わり、さらに、消化や排便、体温の調節に関わり、その不足は、睡眠不足、メンタルヘルスに不調をきたすと言われているもの。

*ドーパミンはアドレナリンなどの前駆体で、CBDにおけるCBGのようなもので、 運動調節、ホルモン調節、快楽の感情、意欲などに関わってくる神経伝達物質。

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内因性カンナビノイドその2

2-AG

Raphael Mechoulam博士率いる研究メンバーは、さらにその研究を深めていく中でアナンダミドの発現率が非常に低いことがわかりました。

1993年9月にNatureにて、Munro S, Thomas博士らによりCB2受容体という、もう一つのカンナビノイド受容体がクローニングされました。

CB1受容体が、嗅球(きゅうきゅう、嗅覚情報処理器官、前脳に位置)、記憶を司る海馬(かいば、空間学習や記憶に関わる器官)、扁桃体(へんとうたい、神経心理、感情の器官)など、脳に関わる場所に多く存在するのに対し、
CB2受容体は脾臓や扁桃腺にリンパ節など、免疫系の組織や細胞に多く発現するものとして存在することが現在までに確認されております。

アナンダミドは出現率も低く、CB1受容体の親和性があるものの、その親和性は完全なものではない上、
CB2受容体にはアナンダミドとの親和性が低いということがすぐにわかりました。

その後に発見された、
2-アラキドノイルグリセノール 通称 2-AG
と言う内因性カンナビノイドが発見分離に成功したことが1995年に日本で行われた国際神経化学会で帝京大学の杉浦隆之先生と同時に、Raphael Mechoulam博士率いるイスラエルワインツマン研究所のグループによって、発表されます。

2-AGはアナンダミドとは違い、CB1受容体と、CB2受容体双方に親和性が高く、メインはCB2受容体に働きかけをします。

2-AG の働きとしては、神経の昂りを抑えてくれたりすることがわかっています。

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まとめ
エンドカンナビノイドシステム とはどういう役割を果たすものなのか?

エンドカンナビノイドシステム は、

心身の健康を保つために、体内で24時間365日働いてくれている複雑なネットワークを管理してくれるものです。

つまり上記に挙げた、アナンダミドや2-AGといった内因性カンナビノイドを、CB1受容体 と、CB2受容体 に届ける役割を果たしてくれるのが、エンドカンナビノイドシステム ということになります。

その後、エンドカンナビノイドシステム は、受容体に届いたカンナビノイドを、外部から受け取るストレスからのダメージを緩和するためなどに、活性化させます。

カンナビノイドが活性化すると、例えば、

  • 過労やきつい運動からの疲労回復
  • ウィルスが入ってきた時の免疫機能補助
  • またその免疫機能が過度に働き、熱が上がりすぎた時にそれを通常に戻す働きなどをしてくれます。

他にも心のストレス等も同様で、イライラしたり落ち込んだりしている状態は体調に不調をきたす経験は皆様あると思いますが、それをフラットに戻すために動いてくれます。

反対に、快感や活力もいきすぎた状態になれば、そこをフラットな状態にもしてくれます。

これを、ホメオタシスの維持と言います。
ホメオタシスとは、直訳すると恒常性。
この場合には、心身のバランスが通常の状態であることを指します。
ホメオタシス が維持されている状態は当然に、心身が健康である状態にしてくれるということになります。
さらにエンドカンナビノイドシステム が活性化状態になれば老化も防げるといった役割などがあります。
内因性カンナビノイドは、食事や運動に睡眠、生活全てによって体内で作られます。
エンドカンナビノイドシステム が正常な活性化状態になるのには

  • 内因性カンナビノイドが十分に産生されていること。
  • 心身にストレスを与えすぎないこと。
    が最重要であります。

つまり心身ともに健康であれば、心身ともに健康であり続けるようエンドカンナビノイドシステムがフルで稼働し、心身のバランスを保ってくれますが、 過度なストレスが加わると、エンドカンナビノイドに負荷がかかってしまうというイメージです。
負担がかかってしまうと心身とも不調をきたす恐れが高まってしまうのです。

そうならないためにも

植物性カンナビノイド CBD 等を生活に摂り入れてみることをおすすめいたします。

内因性カンナビノイドは、あらゆる条件下で欠乏してしまいがちです。
睡眠が不足したり、過度にアルコールを飲んだり、食事のバランスが悪くなる時は特にCBD を中心とした、植物性カンナビノイドを摂り入れましょう。

実は、CBD自体は受容体との結合性は低いのです。
しかし、それぞれの受容体に刺激を与えてくれることで、一説にはアナンダミドの量が増加すると言われております。
さらに、エンドカンナビノイドシステム はCBD にも働きかけをする上、セロトニン5HT1A受容体には直接結合することがわかっています。

加えて植物性カンナビノイド は、内因性カンナビノイド より体内では分解しにくいというメリットがあります。

体内に長く止まってくれるので、日々少しずつでも体内に摂り入れることは非常に有効的です。

詳しいエンドカンナビノイドシステムの説明

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